インフォグラフィックスが実写より優れている3つのポイント
こんにちは!カカオマンです。
「インフォグラフィックス」という言葉を聞いたことがあると思いますが、意味をご存知でしょうか?
インフォグラフィックス(Infographics)は、インフォメーション(Information)とグラフィックス(Graphics)を組み合わせた造語で、データや情報を視覚的に分かりやすく表現した図式を指します。
インフォグラフィックスを使った動画がインフォグラフィックス動画で、情報をわかりやすく伝えるために、イラストやグラフなどを使い、テロップやナレーションと組み合わせます。すでにYouTubeなどでもよく見るようになりました。
想像以上に幅広い表現が可能で、これからは情報発信の手段として、インフォグラフィックス動画が増えると予想しています。ここでは、何が魅力なのかを解説しますので、動画制作の参考にしてください。
インフォグラフィックス動画の事例紹介
百聞は一見に如かずで、YouTubeに公開されているインフォグラフィックス動画を2本ご紹介します。
情報を図式化した解説動画
「日本国について 2014年データ」
顧客のストーリー性も重視した動画
「給与即日払いサービス『Payme』サービス紹介動画」
インフォグラフィックス動画の特長
実写映像を使わないのに、いや、実写映像を使わないからこそ、インフォグラフィックス動画には価値があると言えます。2つのポイントを説明します。
1. 情報を伝えやすい
私たちの日常生活には、多くのインフォグラフィックスが溢れています。道路標識、電車やバスの路線図、ドラマの登場人物の相関図、地図などたくさんのイラストや図式を見ています。スマートフォンアプリのボタンに描かれているアイコン(ピクトグラム)もインフォグラフィックスの一種です。
これらをひとめ見て意味が分かるのは、使われている素材が共通言語だからです。
素材が持つ意味を理解して発信に利用すれば、視聴者に情報を届けやすくなります。また、インフォグラフィックスでは余分な内容を削りやすいので、伝えたい情報に絞って発信できます。つまり、伝わる可能性を高めることができるのです。
2. 撮影なしで作れる
実写映像を使わないと表現力が落ちると思われがちですが、逆の考え方もあります。
撮影には多くの技術、労力を要しますが、不確定要素も伴います。キャストを用いる撮影の場合、プロの俳優さんなら品質が予測できますが、素人さんのインタビュー撮影などでは、求める品質の映像が撮影できない可能性もあります。
インタビューに時間がかかりすぎて他の撮影ができなくなるなど、「撮影あるある」には事欠きません。
ほとんどの場合、編集で工夫して何とか仕上げますが、事前に作成した構成案を変更することもあります。
その点、インフォグラフィックス動画の場合は、「構成⇒編集」という工程なので、純粋に動画による表現の追求ができます。実写を使いたい時はハメコミ合成編集をすれば、両方の良さを利用することも可能です。
ディレクター、編集担当者のアイディアと工夫で品質を追求できるところがインフォグラフィックス動画の面白いところと言えます。
まとめ
誰でも、インターネットを使って短時間で有益な情報を収集することができるようになり、スピードに対する感覚も大きく変化しました。この点を企業サイドもよく理解する必要があると思います。余分な贅肉をそぎ落としたスピーディな展開の動画が求められています。
インフォグラフィックス動画で、商品、サービスの情報を的確に表現し、ターゲットユーザーに届けてみませんか。
ライター
カカオマン
アンの動画ディレクターです。マーケティング視点で情報密度の高い動画制作を心がけています。